セックスの前に①~AVから学んだ知識は一度捨てよう~
AVには台本があり、男優さんも女優さんも演技をしています。
繰り返します。
AVは演技です!
どんなにリアリティがあっても、本気で感じているように見えても、ファンタジーです。
元セクシー女優で、現在はラブヘルスカウンセラーをしている小室友里さんは、女性が本当に悦ぶ愛撫について、このように語っています。
「AVのように力ずくで妻のおっぱいを揉んではいけません。
クリトリスを指でグリグリこすってはいけません。
舌で強く舐めたり、強く吸ってもいけませんよ。
クリトリスは普段皮をかぶっています。
女性の体の中で最も敏感で刺激に弱い器官です。
例えるなら、クリトリスは射精した後のペニスの亀頭くらい敏感で刺激に弱いんです。
…ね?優しく触れないと痛いでしょ?」
AVはファンタジー!
目の前の妻こそリアルなセックスの先生であり、あなたの女神です。
妻の表情や反応を観察しながらセックスを進めていきましょう。
セックスの前に②~格好つけない!つけるのはコンドームだけ!~
下手だと思われたくない。
中折れを見せたくない。
乱れるのが怖い―。
そんな気持ちを妻に気づかれたくなくて、がむしゃらに動いたり、焦って進めようとしたり、ぶっきらぼうな態度をとって、かえって上手くいかなかった…なんて経験はありませんか?
ズバリ!セックスで格好つけても妻は全部お見通し。
バレバレです。
セックスで格好つけるデメリットについて、小室さんはこのように語っています。
「格好つけたとたん、ペニスの感覚から意識がそれて中折れします。
格好つければつけるほど、妻を観察する余裕がなくなります。
そんなあなたの焦りを、妻は全身で感じ取って、悲しんでいます。
セックスに自信がない自分、セックスをよく知らない自分、格好悪い自分を隠さない。
偽らない。
思い切って、そのままの気持ちを妻に打ち明けてみましょう。」
女性は体の構造から見ても「包み込む性」です。
夫の弱さや格好悪いところも、まるごと包み込みたいと思っています。
セックスではコンドームは着けても格好はつけない!
妻の温もりを信じて、ありのままの自分で飛び込んでくださいね。
セックスの前に③~セックスは目と目で愛を確認し合う行為~
日本の男性は女性を褒めることに慣れていません。
近頃は職場で女性に対して「その服に合っているね」「今日も可愛いね」と言うこともセクハラになるそうで、男性はますます女性を褒められなくなっているようです。
しかし妻は違います。
夫に褒められたい。
興味関心を持ってほしい。
喜んでほしい。
だから身なりに気を付け、家を整え、苦手な料理もがんばるのです。
それに対して夫は普段どれだけ妻を褒めていますか?
髪型が変わったとき、ただ「変わったね」と言うだけではなく「似合っているね」「素敵だね」と褒めていますか?
妻は「夫が私に興味関心を持ってくれている」と感じることで安心し、夫への信頼を深めます。
セックスは大和言葉(昔の日本の言葉)で“目合い(まぐわい)”といいます。
目と目で愛を確認し合う行為、という意味です。
夫は妻を見つめて褒める。
これが心の愛撫となり、続く体への愛撫を受け入れる準備ができるのです。
そして女性が喜ぶセックスの基本はスロー&ソフト。
AVのセックスとは真逆だと肝に銘じましょう。